子どもの見える世界はママとは違うよ!子どもの視界「チャイルドビジョン」を体験してみよう
子どもの視界「チャイルドビジョン」を体験してみよう

歩きはじめたうちの子!
テレビをすごく近くで見るなぁー
よくつまづくんだよなぁー
でっかいパパが寝転んでたのに、それにつまづく…
テーブルの角にぶつかる…
「よそ見してるからよ!」
とついつい言いたくなりますが、子どもはきっと
「ママとパパに見える世界とちがうんだよ!」
って思っているかも知れませんよ。
子どもはまだまだ成長段階です。大人が見える視界と子どもの見える視界が違うことをご存知でしょうか?
これを知ると、子どもの見方が変わるかもしれませんよ。
今回は、子どもの視界と大人の視界の違いや視界体験グッズ、子育てで注意してあげたいことについてご紹介します。
1. 子どもから見える世界
子どもはまだまだ神経や脳が発達している途中であり、視力も十分ではありませんし、視界も大人とは違います。以下に視力と視野についてご紹介します。
1.1 子どもの視力
子どもの視力はどのように成長していくのでしょうか。
①生後間もなく
視力:0.01~0.02程度
ぼんやりと影が見えるくらい。明るいか暗いかがわかります。
②生後3ヶ月頃
視力:0.05前後
焦点を合わせて物を追うことができるようになってきます。少しずつですが、色が分かるようになってきます。
③生後6か月頃
視力:0.1前後
奥行きが何となくわかるようになってきます。
④1歳頃
視力:0.2前後
輪郭はまだぼやけますが、奥行きが少しずつ認識できるようになってきます。
⑤2歳頃
視力:0.4~0.5前後
細かいものまで見たり、様々な形を認識するようになります。
⑥3歳頃
視力:0.8~1.0前後
脳の発達とともに視力が向上し、満3歳を過ぎるころから視力1.0以上のこどもが多くなります。
⑦6歳頃
視力:1.0程度
目の機能がほぼ完成し、安定します。
大人とほぼ変わらない程度に見えるようになるのは6歳頃からなのです。
1.2 大人と子どもの視界の違い
次に、大人と子どもはどのくらい視野が違うのでしょうか?
<大人の場合>
大体
左右150° 上下120°
<子どもの場合>(6歳くらい)
大体
左右90°(大人の60%くらい) 上下70°
なんです!
想像してみて下さい。実は子どもは周りがよく見えていないのです。
子どもの視界は、大人の視界よりずっと狭いのです。
2. 子どもの視界体験をしてみませんか!
あなたは「CHILD VISION(チャイルドビジョン)」をご存知ですか?
これは、子どもたちの世界の見え方を体験できるツールです。こどもの視界体験のメガネを作成できます。

東京都のホームページ内の
「東京都版チャイルドビジョン」
NPO法人 CAPセンター・JAPAN
「チャイルドビジョン」
チャイルドビジョン 見え方の違いは感じ方の違い | CAPセンター・JAPAN (子どもへの暴力防止プログラム)
おとなと同じものを見ているようでも、子どもには違った世界が見えています。子どもだけに見えている世界を擬似体験することにより、子どもの気持ちを想像してみてくださ…
JA共済
チャイルドビジョンを作ろう
と検索すると、無料で子どもの視界体験ツールをダウンロードできますので、ぜひ試してみてください!
私も初めて体験した時、「えぇ~こんなに見えていないんだなぁ~」って思いました。
NPO法人 CAPセンター・JAPANのホームページには、「チャイルドビジョン体験者の声」が掲載されています。
ぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。
あなたもきっと、子どもへの見方が変わると思いますよ
3. 子どもを危険から守ろう
子どもの視界は大人に比べて狭いということがわかりました。
その他にも未熟な部分はたくさんあります。
3.1 子どもの体は未熟
視力もまだ十分ではありません。物がぼやけてみてたりします。視力がしっかりとするのは大体6歳くらいです。また運動機能も発達段階で、瞬発力や回避能力が未熟です。
さらに何かに興味を持ったり、楽しそうなことにどんどんチャレンジしたい時期でもあります。
「危ないこと」という認識があまりわからないことがたくさんあります。
ですから子どもが歩いている時や遊んでいる時は、安全に歩いたり遊んだりできるように見守ってあげてくださいね。
3.2 けがの予防対策をしっかりとおこないましょう
特に一人歩きを始めた頃は、何処で何にぶつけたり、つまづいたり、転んだりするかわかりません。
おうち時間が増えている昨今。自宅での事故が増えています。事故が起こらないように予防対策をおこなうことも大切です。
ではどのような対策をしたら良いのかをご紹介します。
【自宅での対策】
①テーブルの角など鋭角なもの(ぶつけないように)
②段差・階段(落ちないように)
③ドア(挟まらないように)
④引き出し(ぶつけないように)
④ぶつけそうなものを子どもの背の高さに置かない
⑤部屋を整理整頓する(つまづかないように)
⑥お風呂(湯船に落ちたり滑らないように)
⑦ベランダからの転落を防ぐ
など
【外出時の対策】
①車道への飛び出しに気をつける
②横断歩道では手を繋いで歩く
③歩道は親が道路側を歩く
③エスカレーターからの転落に気をつける
④公園や遊戯施設(滑り台・ジャングルジム・ブランコ)では目を離さない
など
様々なセイフティーグッズが販売されていますので、対策をしてみてくださいね。

おわりに
今回は子どもの視界(視力・視野)についてやチャイルドビジョン体験グッズ、生活の中で注意したいポイントについてご紹介しました。
子どもの視界は、大人とは全然違うのだということを知っていただけたしょうか。ぜひチャイルドビジョンを体験してみてください。無料ですのでオススメです。
ママ友などと共有するのも良いかもしれませんね。
できるだけ安全対策をして環境を整え、危険から子どもを守り、安全に楽しく生活できるといいですね。
最後までごらんいただき有難うございます。
あなたのお役に立てたら幸いです。
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