40代が健康の分かれ道?!あなたは隠れ糖尿病かも!

毎年おこなわれる健康診断。みなさんは受けていますか?
症状はないけれど、いつの間にか病気な一歩手前になっているかもしれませんよ!
そんな病気の一つ「糖尿病」についてのおはなしです。
高校、大学までは必ず学校で受けていた健康診断。
企業などに努めている方は、近年かなり厳しく健康管理がおこなわれるようになっているので、健康診断を受けている方が殆どかとは思います。
しかし、中小企業や個人事業主の方は意外と受けていない方が多い傾向があります。
特に気を付けたいのが主婦。
今回は30歳後半、または40歳代の方にぜひ知っていただきたいことをお話ししていと思います。
1. 40歳が健康の分かれ道
「忙しくて」
「元気だから」
「まだ若いし」
「今年はいいかな・・・」
「何か見つかるのが怖いから・・・」
と、毎年健康診断を受ける機会を後回しにいていませんか?
40歳って意外と体にとっては一つの節目でもあるんです。20歳から40歳までの生活習慣の集大成が出てくる時期なんです。
・朝食をとらないタイプの人
・脂っこいものが好きな人
・野菜をあまりとらない人
・夜ご飯が遅くなってしまう人
・お菓子をごはん代わりにしている人
・炭水化物系が大好きな人(わたしも大好きです・・・)
・運動をする機会が中々ない人
などなど、様々な要因が持続的に続くと、いつの間にか体の中で変化が起こります。
主婦の場合、子育てまっさかりの時期でもありますから、こどもと同じような食生活になりがちです。
しかし、40歳くらいになると体の基礎代謝が低下してくるため、体の脂肪を燃焼するエネルギー量が減り、その結果子どもと同じものを摂取していると、肥満になりやすくなります。さらに怖いのが糖尿病です。
2. 糖尿病は生活習慣がカナメ!
下の図は、糖尿病が強く疑われる人の割合を示したものです。

平成 29 年 国民健康・栄養調査結果の概要より引用
この図を見るとわかるように、30歳代に比べ40歳代から男女ともに2倍以上糖
尿病と疑われる人が増加していることがわかります。
2.1 糖尿病は遺伝?
糖尿病というと、遺伝的なものなのでは?と思う方もいるかと思います。
もちろん遺伝的な人もいますが、多くは生活習慣が要因となります。
肥満傾向の親がいらっしゃる場合や糖尿病の家族がいる場合、親の食生活を子どもたちは受け継ぎます。
小さな頃から親の作った食事をとり、親と同じような生活習慣が身につきます。
そして結婚した後、親の作っていた味付けや今までの食生活を家族でし続ければ同じような食事の習慣になるからです。
そのため、自分自身も糖尿病になるような生活習慣が身についているのです。
また独身の場合、自分の好きな食事に偏りやすくなり、バランスのとれた食生活が難しくなります。
このような生活を長年続けることで、その成果が40歳という節目で顕著に現れてくるのです。
みなさんどうでしょうか?心当たりはありませんか?
3. 糖尿病の合併症
糖尿病を放置しておくと様々な症状が出てきます。これを「合併症」といいます。
合併症を挙げると、
・高血圧
・動脈硬化
・末梢神経障害
・腎臓病
・心筋梗塞
などなど・・・
なんだか怖い病名が・・・
3.1 一番怖い腎臓病
腎臓の機能が悪くなると、体の老廃物を外に出せなくなるため、人工透析を受け流必要があります。血管にシャントというものを作り、血液の中に含まれる老廃物を濾過します。
腎臓病が進行してくると、週に3回人工透析を行うことになります。
人工透析は身体的にとても苦痛を伴います。体がだるくなり、歩くだけでも息切れしてしまうことも。生活に支障をきたし、仕事や家事をおこなうことが辛くなります。ひどい時には血圧が低下し、ショック状態に陥ることもあります。
3.2 人工透析はお金がかかる?
金銭的なお話になりますが、週に3回人工透析をおこなうとすると、なんと月に約100万円かかる計算になります。
100万!?そんなに払えない!!
ですよね。(汗)
しかし、人工透析は医療保険料がかかりません。
では、どうやって病院にお金が支払われているのかというと、みなさんが支払っている国民健康保険から支払われているのです。
他の方々が支払ってくれている保険料が当てられているんです。
これを聞くと、他の人の支払ったお金で自分に1か月に100万円も・・・と思いますよね。
そのためにもやはり健康な体でありたいですよね。
このような病気に進行しないようにするためにも、ぜひ1度健康診断を受けてくださいね。
4. 化粧品の購入より自分メンテナンスを
腎臓病は特にですが、これらの病気によって顔色が変化してきます。見た目の印象がワントーン黒い感じになり、くすんだ肌になります。
女性は特に、お化粧でカバーしてしまいたくなるかもしれません。化粧品にお金を使うならば、先ずは年に1回、健康のためにお金を使ってあげてください。
国民健康保険の場合は、お住いの区や市町村から健康診断の案内が毎年届きます。自治体によって健康診断の料金は変わりますが、低料金で受けることができます。
人間ドックのように細かい健診は出来ませんが、今はさまざまなオプションがお住いの地域ごとにあります。無料で受けることのできるオプションもありますから、ぜひ確認してくださいね。
お勤めの方は、企業によって料金は異なりますが、かなりの補助が出ます。
ご夫婦で受けることができるようでしたら、あなたのお子さんのため、またはパートナーのためにもぜひ夫婦で健康診断を受けてください。

おわり
今回は30歳後半、または40歳代の方にぜひ知っていただきたい生活習慣と糖尿病の繋がりについてお話ししました。
さらに悪化した場合、人工透析を行う必要性があること、お金のこと、生活への影響について理解していただけただしょうか。
化粧品の代わりに、年に1回の健康診断で健康な体を維持できるといいですね。
自分のために。そして家族のために。
最後までご覧いただき有難うございます。
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