離乳食が進まない!食が細い子への裏ワザ「補食」オススメ補食4選

離乳食を初めて、しばらく経過。もう少し食事に栄養をシフトしたい。
うちの子食が細いみたい・・・。量が足りてるかな?
なんだかあんまり元気がない気がする。
と子どもの栄養が足りているか心配に思っているママやパパもいらっしゃりのではないでしょうか。
食事だけでは不足しがちな栄養を、手軽に補給できれば嬉しいですよね。そして元気に成長してほしいですね。
今回は食事の必要性についてと、食事以外の栄養補給方法についてご紹介したいと思います。
1. 食事の必要性
子どもにとって、食事はどのような役割を果たしているのでしょうか?
1.1 栄養補給
栄養が不足すると、栄養が足りず必要なエネルギーを保つことができません。
そのため、体重が伸び悩んだり、貧血になったり、慢性的な疲労感が出るため、元気がなくなってしまうのです。
1.2 免疫力を向上させる
腸内にはたくさんの細菌が存在しています。腸内細菌は免疫細胞の働きを助けて、免疫力を高めてくれます。
食事を取ることによって腸内細菌を増やすことができます。
1歳から3歳頃までに触れた最近の種類によって生涯持つ腸内細菌の種類が決まるといわれています。
1.3 体や脳神経の発達させる
栄養を摂ることで、子どもの脳は毎日発達していきます。
脳の成長はとても早く、6歳までに脳の9割は成長するといわれています。
また栄養を摂ることで、神経伝達を良くして、記憶力を高めたり好奇心が旺盛になるなど脳の働きを高めます。
脳神経を発達させるためには遊ぶことも大切です。
元気に遊ぶためにはエネルギーが必要であり、そのためには栄養が欠かせません。
2. 知ってますか?「補食」という方法
子どもが1食に食べられる量が限られます。食が細いお子さんの場合は、さらに食べられる量が限られますよね。
栄養が気になる時は「補食」という方法があります。言葉のとおり「食を補う」ことです。
補食は、食事の時間以外におやつ感覚で食べます。
3. まずは子どもの食事をチェックしてみよう
☑️子どもの年齢にあった食事量はどのくらいか
☑️自分の子どもはどのくらい食べているか
3.1 食事量の目安
7~8ヶ月 ごはん:7倍がゆ~5倍がゆ50~80g
ほうれん草:20~30g
白身魚:10~15g
9~11ヶ月 ごはん: 5倍がゆ90g~軟飯80g
ほうれん草:30~40g
白身魚:15g
12~18ヶ月 ごはん: 軟飯90g~ごはん80g
ほうれん草:40g~50g
白身魚:15g~20g
これは大体の目安です。
あなたが子どもに出している離乳食の量はどのくらいかを一度見直してみましょう。
3.2 意外と少ないかも・・・と感じたら
食事量が少なかった、量は目安と変わらなかったけど、子どもが食べてくれる量が少ないという方は、補食にチャレンジしてみましょう!
3.3 おやつは意外と落とし穴
食事量が少ないと後でお腹が空き、おやつを欲しがるようになることがよくあります。しかし、おやつは食事とは異なります。食事をしっかり食べることが重要です。
またお菓子はカロリー過多であったり、糖質が多く含まれていますのでほどほどに。気をつけましょう。




4. オススメの補食4選!
補食はおやつとは違います。お菓子をあげがちですが、栄養を補給するための食べ物が補食です。
では、どのような食べ物が良いでしょうか?
4.1 ふりかけおにぎり
ふりかけは栄養バランスの取れた万能具材!
おにぎりといっても大きなものではなく、アメ玉くらいの大きさです。
ご飯に混ぜて、ラップでアメ玉のように包み、両サイドはリボンで結ぶなど、子どもの目を引くように、見た目も重要です!(アレンジはお任せします!)
アメ玉くらいの大きさには意味があります。
メインの食事量に響かない程度に栄養補給をすることです。
1回に食べる個数は2~3個程度に。
この方法で、成長曲線にも近づくことも可能です。
「子どもの体重が増えて、成長曲線に近きました。最近は元気に遊ぶようになりました!」と子どもとママがお礼を言いにきてくれました。
元気に遊んでいる姿を見て、とても嬉しかったのを思い出します。
4.2 温野菜
温野菜は、ビタミンやミネラルなどお栄養を十分に摂ることができます。
にんじん、玉ねぎ、キャベツ、ジャガイモなどがオススメです。
メインの食事に響かない程度の量の目安は、スープカップ1杯程度です。
運動をした後などのエネルギー補給に、とても効果的です。
4.3 フルーツ
ビタミン、ミネラル、食物繊維を補うことができます。
果物は季節感を感じることもできるので、楽しみにもつながります。
また、作る手間が省けるということも親からすると、魅力の一つです。
量の目安は、リンゴやなしは1/4~1/2程度、バナナやみかん、キウイは1/2程度が良いです。
果物の食べ過ぎは、糖質の摂取量が過剰になりますので、気をつけましょう。
4.4 ホットケーキ
ホットケーキはホットプレートで子どもと一緒に作ったり、トッピングしたりするなどの楽しみがあります。
粉に混ぜる水の代わりに野菜の果汁を使うことでビタミンを摂ることができますし、牛乳を入れれば、カルシウムを摂ることができます。
もし牛乳が嫌いな場合は、ヨーグルトを入れるのも一つの方法です。
量の目安はパンケーキにした場合は1枚です。
たこ焼き器などでボール状にした場合は、3~4個程度です。
ホットケーキを半分と、果物を1/4程度などの組み合わせも良いですね。
食物アレルギーがある場合は注意が必要ですが、最近は卵が入っていないものも販売されていますので、補食にいかがでしょうか。
5. 補食の時の注意点
5.1摂取する量に注意しましょう
子どもはお腹が減り、「もっとちょうだい!」といわれ困ることもあるかもしれません。
しかし朝昼夕の食事が食べられなくならない程度に摂取するのが補食です。
その場合は、麦茶などの飲み物を代わりにあげてください。
成長とともに補食の量は変化しますので、少し多めにあげて食事を残すようであれば、補食の量が多い可能性がありますので、調整してください。
5.2 虫歯に注意
フルーツやホットケーキなどは糖分を多く含んでいます。糖分が多いと口の中が酸性に傾き、虫歯になりやすいです。
補食の後にうがいをする、歯磨きをする、または麦茶や水などを飲み、口の中の糖分を掃除することを心がけてください。

おわり
今回は「補食」についてご紹介しました。
食が細い子や離乳食の練習の時期は食べ物の量の調整が難しいですよね。
子どもの成長とともに運動量も増え、エネルギーを使う量が増えるので、栄養を補うことが必要になります。
「補食」は「おやつ」とは違います。
栄養を補う方法です。
栄養のあるものを摂り、元気な体を維持できるようにしましょう。
あなたのお子さんが、すこやかに成長することを願っています。