哺乳瓶のちくびはどれを選べばいい?乳首の選び方を知ろう

赤ちゃんに母乳やミルクを飲ませているけれど、中々上手く飲めない。
どのくらいのんでるか心配。

など色々と心配ですよね。

哺乳びんのちくび(ニップル)の形で機能が違うのをご存知ですか?
新生児の頃は吸う力が弱いため、ミルクを哺乳びんから上手に飲めないこともしばしば。その原因のひとつに、哺乳びんのちくびが関係しているかもしれませんよ。

赤ちゃんがミルクを上手に飲めるようにするにはどうしたらよいか。

今回は、乳首の特徴と選び方、哺乳瓶やちくびの消毒方法についてご紹介します。

1. 哺乳瓶のちくび(ニップル)の種類

哺乳瓶のちくびには、どのような種類があるのでしょうか。

ちくびには3種類あります。

・丸穴「・」
・クロスカット「X」
・スリーカット「Y」

です。では、種類ごとにメリットをご紹介します。

1.1 丸穴「・」

哺乳びんを傾けるだけで自然とミルクが出ます。
まだ上手にちくびを吸うことができない新生児~1ヶ月の赤ちゃんに向いています。
どれだけ吸っても出てくる量は決まっているのが特徴です。

1.2 クロスカット「X」

赤ちゃんの吸う力によってミルクの出る量が変わります。
ミルクを飲む量が多い赤ちゃんや、哺乳力がついてきた飲むスピードが速い赤ちゃんにおススメです。
果汁などを飲むときにも向いています。

吸った時ミルクが出てくる量が多いのでむせやすいので注意してくださいね。

1.3 スリーカット「Y」

クロスカットと同じく、赤ちゃんの吸う力に応じてミルクの出る量が変わります。

ミルクの量をコントロールしやすく、むせにくいのが特徴です。

2. ちくび(ニップル)の素材

乳首の素材にはどのようなものがあるのでしょうか。

2.1 天然ゴム

天然ゴムは一番ママのちくびに近い素材です。

天然のゴムなので、ゴムは黄色で、ゴムの匂いがします。

2.2 イソプレンゴム

合成ゴムでできています。天然のゴムのような柔らかさがあります。

ゴムの色は薄い黄色が特徴です。

2.3 シリコンゴム

シリコンゴムはやや硬めの素材でできているため、上手に吸うことができない場合があります。

ゴムの色は無色透明です。

3. ちくび(ニップル)選びで気をつけたいこと

なかなかミルクを飲んでくれない・・・。
では、どんなことに気をつけてちくびを選んだらよいでしょうか。

3.1 ちくびの素材

赤ちゃんにミルクを与えようとしても泣いて嫌がるときは、ちくびの素材やちくびの形が原因かもしれません。

素材や形を変えてみると飲んでくれるようになるかもしれませんよ。

4.2 サイズアップの時期

ちくびのサイズアップの時期ではないかをチェックしてみましょう。
以下はあくまで目安です。赤ちゃんの状況に合わせて使用していきましょう。

【SSサイズ】新生児期
生まれたばかりの赤ちゃんにおすすめのサイズです。

【Sサイズ】生後1ヶ月
飲むのが少し上手になったらこちらに変更しましょう。赤ちゃんによっては、初めからSサイズを使う子もいます。

【Mサイズ】生後3ヶ月
飲む量や吸う力が強くなってきたらこちらに変更してもよいでしょう。

【Lサイズ】生後6ヶ月
他のサイズより少し硬めに作られています。ちくびを噛むようになってきたらこちらに変更するとよいでしょう。

メーカーによって、サイズと月齢の目安が異なる場合があるので、購入前に確認してくださいね。

4.3 ちくび(ニップル)の劣化

ちくびが劣化していないか、確認しましょう。ちくびは消耗品。卒乳まで使用するのであれば、2ヶ月を目安に交換しましょう。

5. 手持ちの哺乳瓶と乳首が合うか確認しよう

ブランド(メーカー)が違っていてもサイズが同じであれば利用できるものもありますが、Sサイズの哺乳瓶とLサイズのちくび(ニップル)では大きさが異なるため使用できません。

ちくびの大きさや形状を確認して、哺乳瓶に使えるものを選びましょう。

6. 消毒をしっかりとおこないましょう

ちくびは赤ちゃんの口に直接入るものです。まだ免疫力の低い赤ちゃんにとって雑菌は大敵です。感染予防のためにもしっかりと消毒をおこなう必要があります。

哺乳瓶やちくび専用の洗剤を使って洗いましょう。ちくびはや哺乳瓶には、ミルクが詰まりやすいので、専用のブラシを使いましょう。

消毒方法には、煮沸消毒(熱湯で消毒する方法)、薬剤へつけ置き消毒、電子レンジ消毒があります。

ちくびの素材によって、やってはいけない消毒方法がありますので、注意してください。特に天然ゴムの場合は熱に弱いため、薬剤消毒をおススメします。

7. 哺乳時間

1回の哺乳時間の目安は15分程度にしましょう。時間がかかってしまう場合は、何か原因があるか考えてみましょう。

おわり

今回はちくびの特徴と選び方、哺乳瓶やちくびの消毒方法についてご紹介しました。

赤ちゃんの吸う力や、赤ちゃんがちくびを加えた時の感覚で飲みやすさが変わってくることを理解していただけたでしょうか。

選ぶのが難しそう・・・と思わず、これで試してみよう!と前向きな気持ちなっていただければ嬉しいです。

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ免疫力が低いため消毒はとても大切です。感染予防のためにもしっかりと消毒をしてくださいね。

たくさんミルクを飲んで、あなたのお子さんが元気に育ってくれることをお祈りしています!

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