赤ちゃんのうんちこれって健康?それとも異常?うんちを徹底検証!

毎日出すうんち。
普段は何度も出るうんちの片付けであまりうんちの状態を気にしていない方も多いのではないでしょか。

でもふと、「このうんちは問題ないかな?」と思うことがあるのではないでしょうか。

うんちは赤ちゃんの体調のサインです。どんなうんちなら健康な状態なのか、どんなうんちが異常なのかという知識があると、いざという時にすぐに察知して、ママもパパも対応ができます。

今日はそんなママ・パパの不安を解消するために、赤ちゃんのうんちの種類や異常のあるうんちのサインについてご紹介したいと思います。

1. 時期別にみる正常な赤ちゃんのうんち

1.1 新生時期から2ヶ月頃

1ヶ月から2ヶ月頃の赤ちゃんは、おなかに力を入れる力が弱いです。この頃は腸の反射で、うんちが出てきます。

また、うんちはドロっとして軟らかいです。

離乳食が始まる前の赤ちゃんのうんちは、胆汁の色がそのままうんちに残り、鮮やかな黄色や緑色をしています。
特に母乳の場合は、うんちが酸性になるので、緑色になりやすいです。

1.2 生後3ヶ月頃

生後3ヵ月くらいになると、消化吸収力が発達し、うんちが形になってきます。

この頃には首がすわり、寝返りをしたり、体を自分で動かせるようになってくるので、おなかの筋肉に力がつき、腹筋の力でうんちを出せるようになります。

うんちは色が少し濃くなり、硬さも少し増します。

1.3 生後5ヶ月から7ヶ月

生後7ヶ月頃は離乳食が進み、うんちの硬さや色は少しずつに大人のものに近くなっていきます。
離乳食が始まると、黄色や緑色から茶系の色に変化していきます。

2. 異常のあるうんちってどんなうんち?

では異常のあるうんちはどのようなうんちなのでしょうか。病気が見つかる可能性がありますので、ぜひチェックしてみましょう。

2.1 赤色のうんち

赤ちゃんは、消化・吸収機能がまだ不十分なので、ニンジン、トマト、スイカ等を食べると食べたものがそのまま出てくるため、赤いうんちが出ることがよくあります。

これは異常ではありません。大丈夫です。

ただし、血の混じった赤いうんちは、消化管からの出血の可能性があります。
突然吐いたり、おなかが痛そうに強く泣いていちごジャムのような赤いうんちをしたときは腸重積症の疑いもあります。

2.2 黒いうんち

黒いうんちも消化管の出血が原因であることが考えられます。

肛門の近くでの出血の場合は赤胃のですが、腸の奥での出血の場合は、血が酸化し、黒くなります。早めに専門医に相談しましょう。

2.3 白いうんち

母乳やミルクを飲んでいると、うんちの中の白いブツブツが混じることがあります。これは脂肪分が他の成分と反応してできた固まりで、心配なものではありません。

うんち全体が灰白色でそれが長く続く場合は、胆汁が分泌していない証拠です。胆道閉鎖症などの可能性が考えられます。

またロタウィルスに感染していると、うんちが白色になることもあります。下痢や嘔吐が続き、白いうんちの時はロタウイルスの可能性大です。

これらの色のうんちが出た場合は、早めに小児科を受診しましょう。

3. うんち以外に注意しておきたいポイント

うんちの色を確認することはとても大切です。しかしうんちの色だけで判断せずに、他の状態もしっかり見ることも重要です。

チェックポイント
☑️ウンチの回数はいつもと比べてどうか
☑️食欲はあるか
☑️機嫌はどうか
☑️吐いたりしないか

以上の点も病気を見極めるためには重要なポイントになりますので、確認してみてくださいね。

もし上記のチェック内容と重なり、心配な場合は早めにかかりつけの医師に相談しましょう。

4. 病院へ行くときに必要なもの

赤ちゃんが心配でそのまま病院へ行っても、先生がうんちを確認できなければ、適切な診断ができません。

4.1 うんちが出たおむつを持参する

病院へ行く時は、必ずうんちが出たおむつごと持っていきましょう。実際のものを先生に見せるのが1番です!

うんちは1番新しいものを持っていってください。なぜなら時間が経過したものは、空気にふれ酸化してしまい色が変色する場合があるからです。

ただ、うんちの取り扱いには注意してくださいね。感染力が強いロタウイルスなどは大人も感染します。

家族全員倒れたなんて話はよく聞くパターン。誰も動けないと、育児も、家事も何もできない・・・
悲劇的な状況になります。

おむつを扱うときは、必ず手袋をしてビニール袋に入れましょう。できれば2重にしておくと良いです。

おむつを触った後は、必ず手や手首をキレイに洗ってください。

また、うんちは手で触りやすいテーブルや棚の上には置かないように注意してくださいね。

5. 自宅で気をつけたいポイント

もし異常のあるうんちの場合、自宅ではどのように対応したら良いか気になりますよね。

5.1 授乳や食事

病院で診察してもらい、消化管出血や胆道閉塞が疑われる場合、基本は医師の指示に従ってください。それ以外で赤ちゃんがミルクを飲めそうであれば授乳しても構いません。離乳食も同様です。

下痢や嘔吐など消化不良を起こしていそうであれば、離乳食を少し柔らかめにして、消化の良いものにしましょう。
栄養不足になると体の免疫力がさがり、症状が治りにくくなります。

5.2 睡眠

体調が悪そうであれば、過度の遊びは控えて睡眠をしっかり取ることを優先してください。

赤ちゃん本人が動けるようであれば動いてもかまいません。

5.3 洗濯

もし、ウイルス性のうんちが考えられる場合は、ママやパパの洋服にいつの間に菌がついている可能性も考えられますので、お洗濯をマメにしてください。

赤ちゃんの洋服は家族の洗濯が終わってからおこなうようにしましょう。洗濯前はビニール袋を用意して、家族の洗濯物とは別に保管するようにしましょう。

おわり

今回は赤ちゃんの時期別にみた正常なうんちと、異常なうんちはどのようなものなのかについてご紹介しました。

赤ちゃんのうんちがどのように変化していくのかを知ることができたのではないでしょうか。

また異常なうんちとはどのようなものなのか、病院に行くときにはどのように対応したら良いか、自宅で気をつけたいことについて理解していただけたら幸いです。

みなさんのお役に立てれば嬉しいです。

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